支払督促について

支払督促の特徴

支払督促は、「早い」「簡単」「安い」「裁判をしなくてよい」ということが特徴です。

早い

支払督促は、債権者からの申立てをうけて、簡易裁判所が支払いの命令をだしてくれるというものです。裁判所は、証拠調べや相手に事情を聞くことをせず、書面がキチンとなっているのか確かめるだけです。強制執行まで、早ければ、二ヶ月かからずに済みます。

簡単

頑張ればご自身でも可能です。簡易裁判所に電話をし、「支払督促について、確認したい」と伝えれば早いです。

安い

費用は、通常の訴訟の手数料の半額と切手代が数千円です。詳しくは、各地区の簡易裁判所にお問い合わせ下さい。

支払督促を行うポイント


  • 金銭やその他の代用物、有価証券などの請求をするものであること。
  • 相手住所に支払督促が届くこと。少額訴訟同様、住所が分からないと利用できません。
  • 支払督促を申し立てる場所は、相手の住所地の簡易裁判所になります。
  • 被告が異議を申し立てた場合、通常訴訟に移行します。

※ 内容証明郵便では、動じなかった相手も、裁判所からの支払督促が届くとさすが動揺します。勝てる見込みがないなら、この時点で、素直に相手が払ってくれる場合もあります。
※ 相手が争うようであれば、普通の裁判になりますのであまり意味がありません。相手を考えて支払督促を使うことをお勧めします。支払督促は、債務の存在自体は相手も争っていないが、なんだかんだ言って支払わない債務者の財産や債権を、早く差押えするのには、非常に便利です。
また、訴訟になっても、こちらが明らかに有利であれば、相手も異議を申し立てにくいでしょうから、このような場合にもお勧めです。

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